光と影のあいだに|Leiと漆と「陰翳礼讃」

拭き漆によって仕上げられた天板に囲まれた静かな空間。キャンドルの灯りが並び、無垢材のカウンターと最小限の家具が配置されたLeiのフラッグシップストア内観。

LeiのFlagship Storeには、拭き漆のしつらえがあります。漆芸家・室瀬祐さんの監修、「工房 山のは」のご協力のもと、カウンターと製品展示天板に、その仕上げを採用しています。

『陰翳礼讃』の著者である谷崎潤一郎氏は、漆について「日本の漆器の美しさは、そう云うぼんやりした薄明かりの中に置いてこそ、始めてほんとうに発揮されると云うことだった。」と記しています。強い光の下で輪郭を誇示するのではなく、控えめな光の中で、奥行きとして現れる美しさ。

漆という素材

拭き漆を施した木製カウンター天板の質感を写した店内写真

明かりの中での美しさが変化していく”佇まい”に、陰翳礼讃の美意識が重なります。

日中の自然光でも、夜の灯りでも、同じ表面が同じままに見えることはありません。その不確かさが、むしろ確かさとして立ち上がります。

昼の自然光と、夜の灯り。角度、距離、時間。周囲の条件が変わるたび、表情がわずかに変わっていく。

「美は物体にあるのではなく、物体と物体との作り出す陰影のあや、明暗にある。」――Leiが表現しているものも、この一説から着想を得ています。

光と影の体験

Leiは、コレクションそのものだけでなく、そこに立ち上がる影まで含めてプロダクト体験だと考えています。

光と影が同じ立場にあり、時の流れの中で景色と感覚が変わっていく。

夜の灯りの下で、あるいは少し光が控えめな時間帯に、しつらえやコレクションを眺めてみてください。

心と身体を0へと戻す。
もう一度動き出せる状態への、小さなきっかけ。
光だけでも影だけでもない、ニュートラルな体験を。

この記事を書いた人

Nobuaki Sato

Brand Manager of Lei
He was born in Kanagawa, Japan.
A polyglot fluent in Japanese, English, Italian, Spanish, French, and Portuguese. Lived in Italy and Spain to play Football. Joined Lei in 2022 after being inspired by Lei00

・Hobbies: Football, Padel, Movies, Reading, Anime, Running
・Favorite Music: Cumbia, Pop, Classical Music
・Favorite Manga: Slam Dunk, HUNTER HUNTER
・Favorite Athletes: Totti, Messi, Andy Hiraoka
・Favorite Alcohol: Sake, Wine, Aperol Spritz
・Favorite Foods: Oyakodon, Yakitori, Pasta, Asado
・Favorite Materials: Lacquer(Urushi) , Aluminum, Glass, Wood